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iOSコピペコーディング

できることは知ってるけど、コードってどうやって書くんだっけ?をコピペで解決

iPhone5sが水没。蘇生を試みる!

水没被害者 : iPhone5s 64GB au iOS7.1.2

=== 警告 ===
絶対にマネをしないでください。
iPhoneを水没させた場合は、そのままAppleに修理に出すのが正解です。
iPhoneを分解するとAppleの保証が受けられなくなるだけではなく危険も伴います。

本記事は電気回路経験者が自己責任で行った物であり、一般の人がマネをすることを前提とはしていません。電気回路の知識が無い人が十分な対策無しに行うと感電、漏電、機材破損、電池液漏れ、破裂、炎上などの可能性があり、とても危険です。

なお詳細な安全対策などは記事中に記載しておりません。実際には相応な知識に基づいた安全対策が必要で、実際の試験の際には安全装具を用意して行っています。
万が一マネをしてiPhoneを損傷したりケガをしても、管理者は一切の責任を負いません。

5月5日20:09 水没を確認。

妻が洗濯済のずぶ濡れのパーカーの中からiPhone5sを発見。
洗濯機の中でいいだけこねくり回された模様。
ドラム式洗濯機なので、水に浸かるというよりは、常にぬれた布をたたきつけられるという形で済んだかもしれない。
しかも、今回はiPhoneは放電状態からの水没ということで、わずかならが希望が残されている。
基本的に水没時は、水につかることで壊れるわけではない。
水が残った状態で通電することによるショートで壊れるのが一般的プロセスのはずだ。
このため、水没時は通電は厳禁。iPhone以外の場合は救命緊急措置としてバッテリーをはずせるものは外す。(一般の方は危険なので触れないでください)
妻は通常状態での乾燥をしてくれていた。


5月6日9:10 水没状況報告、事情聴取。

妻から悲報があり自分がiPhoneの状況を確認する。
事故発生から13時間経過しており、外観は正常。水分の付着も認められない。
とりあえず、ケースが密封状態では水分の蒸発は望めない。
iPhoneを開腹し、水分の蒸発を助ける。(マネ厳禁)
ちなみに素人が開腹した時点でAppleの保証は受けられなくなるので注意。
一般の方は、下手なことをせずそのままAppleに相談してください。
充電はしないでください。炎上、爆発、液漏れなどが原因でケガをする可能性があります。分解方法はそのため記載していません。
キャリアの水没保証に入っている場合は、8000円くらい、保証に入っていない場合でも3万円ちょっとで交換修理してくれます。
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5月6日14:00 通電試験(マネ厳禁)

iPhoneの内部を確認したところ水分の付着は見られない。
細部パーツ部にも水分は見られないため通電を試みる。
ライトニングケーブルを接続して電源ボタンを押下。
液晶モニタに充電開始画面が表示される。最低限のプロセスは動作するようだ。
事後のために最低限の充電量を確保(10%)して起動。

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iPhone液晶に水分の残存を確認。完全に水没したんだなと痛感する。
バックライトが水で内部反射を起こし幻想的なテクスチャを引いたような画面になっている。
液晶をタップ、スワイプしてタッチセンサの動作を確認。
水没で簡単に死ぬタッチセンサー類は無事のようだ。
制作中のHUDManiaXで各センサの動作を確認。
次いで、カメラを動作させる。
カメラのレンズにも水分が侵入しており、曇りが確認できた。
画面を傾け、加速度センサの動作を確認。
カメラを起動して画像解析を起動。
CPUにフルで負荷をかけ、通常プロセスの動作を確認した。

完全水没の場合。通常空間への放置で12時間程度の乾燥では、全く足りないことがわかった。(あたりまえ)
残存水分でいつどこでショートが発生するかわからないので、電池を完全放電させることにした。(この判断が正しいかは微妙、そもそもこの状態で通電させてはいけない)
10%充電されたiPhoneをそのまま動作させ放電させる。
今回のケースはたまたま運が良かったが、水没した電子機器に充電した場合、内部でショートしたり、充電器が破損したり、最悪の場合炎上火災、ケガなどの恐れがあるので絶対にマネしないでください。
蛇足だけど、Maniaxのロゴはシンプルなベタ表示だったんだけど、こういうテクスチャもかっこいいなぁと思ってしまったw

5月6日14:15 シリカゲル乾燥開始

iPhoneを大量のシリカゲルと一緒にジップロックに閉じ込めシリカゲル乾燥を開始。
このまま1週間ほど乾燥させる予定。
iPhoneをシリカバーガー状態にしてジップロックへ封入。
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本当は減圧機による減圧乾燥などしたいところだけど機材がないので、シリカゲルでどこまで行けるか試してみる。

5月8日19:23 シリカゲル乾燥終了 SIM認識せず

約2日(30時間)のシリカゲル乾燥を経て、少し早いかなと思いつつ、ダメならダメでネタになるので、シリカゲルの効果測定の為にも早めに2度目の通電を試みた。

結果、あっけないほど普通に起動。
各部センサーや液晶、カメラにも水分は残ってなさそう。
HUDManiaXで各種センサーの動作を確認。
カメラも起動してみるも、先日のような曇りもボケも発生していないので問題はなさそうだった。
しかしiPhone5sSIMを認識しない。試しにiPhone6Plusに刺さっている正常なSIMを刺してみるが認識しない。
画像を確認してみると、初回起動時にも確かに「SIMなし」と表示されている。
iPhone5sに刺さっていたSIMをiPhone6Plusに刺してみると認識する。
どうやらSIMは正常な様子。
もう一度iPhone5sに刺さっていたSIMをiPhone5sに戻す。
SIMは認識されない。
SIM端子または、その周辺回路の破損が濃厚となった。
他の部分は問題ないのによりにもよってSIMスロットの故障とは。
とはいえ、シリカゲルバーガー状態にしたiPhoneは30時間程度で完全に乾燥できることがわかったのは収穫だった。
残念ながら、修理するなら3万円ちょいの出費が確定でございます。

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5月8日23:52 SIM認識復活!

SIMを認識しなくなったiPhone5s
とりあえず、修理に出すにしても、バックアップが必要。
ただ4インチiPhoneのiOS7検証機はこいつしか居ないので、iPodTouchと化したiPhone5sは検証専用機に降格も検討する。修理でiOS8に強制連行されるとなった場合はこのまま使うしか無いからだ。
とりあえず、電話の使えるメイン機をiPhone5(iOS8)に変更することにした。
iPhone5に入っていた使用済みSIMを5sに移動、5sに入っていたSIMを5に移動することにする。
さらにメイン機で使っていたiPhone5sのデータをバックアップしてiPhone5に移植することにする。
普通に使うのに個人的にiPhone6Plusは大きすぎるので、メイン機は4インチがベストなのだ(iPhone6の4.5インチまでは許容範囲だと思ってるけど iPhone6は持ってない)

Macに接続して、iTunesにバックアップを開始。
この時、奇跡が起こった!
バックアップ中に解約済の5に入っていたSIMを挿入すると、使用済みSIMにauの文字が出た!
なにこれ、SIM認識したじゃん。
すかさず、元のSIMに戻す。

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キターーーーーーー!!  iPhone5sがSIMを認識!!
幸運の連続でiPhone5sは完全復活を遂げたのでした!

まとめ

・水没したら、Appleに修理に出す。修理に出す場合は分解厳禁。
・自己責任で修復を試みるなら、すぐに自然乾燥。(30時間程度)
・ドライヤーなどの高熱乾燥や強風乾燥は破損防止のため行わない。
・乾燥促進のためにiPhoneの液晶カバーを開ける。
・あるていど自然乾燥して水分が見えなくなったらシリカゲルでさらに乾燥。
・シリカゲル乾燥は30時間以上おこなう。
・シリカゲル乾燥完了まで充電は行わない。
・シリカゲル乾燥が完了したら、祈る気持ちで充電。
・SIMを認識しない場合は、他のSIMで動作確認。
・SIMを他のiPhoneなどに刺してSIM自体が破損していないか確認。
・SIMが破損していない場合は、いらないSIMを何度か抜き差ししてSIM端子の清掃。
・数時間放置したりバックアップしたりしてるうちにSIMを認識してくれる時がある。
・運が良ければ復活することもある。

今回は運が良かっただけだけど、適切に処理すれば、水没しても復活することもあるというお話でした。(今回の処理の一部は適切じゃ無かったけど)
SIMスロットにある水没マークはキレイにピンク色に染まったけどねw

あと意図せずだけど、HUDManiaXはほとんどのセンサーを網羅しているので、こういうときに地味に役に立つことがわかったのも嬉しいw

水分の強制排除を行う場合はアルコール洗浄という手法もある。
これはアルコールが水分を吸着し、素早く乾燥するという特性を利用するものらしい。
今回はアルコール洗浄は行わなかったが、場合によっては有効なこともあるらしいです。


しかし、iPhoneの蘇生はまだ完了ではなかった。

5月9日10:02 HUDMXテスト時挙動不安定

修復の翌日早速HUDManixのテストを実行。約4時間にわたり、耐久動作試験を行った。
札幌美国間の走行テストで挙動不安定。
加速度センサのPitchの値が異常値を示す。
3台でテスト中、この個体のみアプリの動作が不安定になりクラッシュを繰り返す。
また各種表示が固定して、しばらくするとiPhone自体が再起動する現象も発生。
iOS7の機体はこれのみだったのでOSの互換問題の可能性も完全には否定できないものの、OSを巻き込むクラッシュが数度確認できていることから、アプリだけの問題ではない可能性もある。
なんらかの障害が発生している可能性が高い。
シリカ乾燥30時間じゃ足りなかったかな?
あとは洗濯してしまったので洗剤が残って腐食を促進した可能性もあるね。

5月9日20:06 起動せず

HUDManixのテストで電池を完全消耗。
充電を試みるも画面になにも表示されない。
本格的に壊れた可能性が高いのでアップルでの対応を検討。
どこかのパーツに水分が残っている可能性がある。
または水分による一部パーツの損傷がある可能性が高いのか。
その後充電完了していると思われる時間を経過した後、電源スイッチ、ホームボタンを押すも反応がない。まるで屍のようだ。


5月10日10:42 起動

充電器に接続したままのiPhoneをアップルに持ち込むために再度、電源スイッチを押してテスト。
通常に起動した。充電容量は画面で100%。
壊れた機械をメーカーに持ち込もうとすると正常動作するあるあるにはまる。
おまえは、登校拒否児童か。。。

前日のHUDManiaxのテストで異常を示したPitchゲージの動作を比較。
前日のような不良動作も発生しない。
このままいけるのか??
すでに致命傷に至ってるのか、もう少し様子を見ることにする。

5月10日19:24 機能停止

また機能停止に陥った。
どのボタンを押しても反応しない。
電源ボタン、ホームボタン、両押し、無反応。
ダメだなこりゃ。


5月10日19:27 起動成功

電源ボタン、ホームボタンの両押しでまた起動した。
綱渡りとはまさにこのことw


5月10日22:26 機能停止

また機能停止に陥った。
もうだめだ。これは完全に壊れたと判定するしかない。


5月11日12:16 交換修理

AppleStoreで交換修理。
34344円なり。


まとめ その2

ぬか喜びと、手間ひまと。素直に修理が一番かな。
中途半端に故障して、正常に動かないと開発する場合は、バグなのか破損の影響なのか切り分けしなくちゃならなくなって非生産的なのでギブアップでございます。